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2022.11.16

ニスコ進学スクール 大曲教室

【ニスコラム】吹奏楽部は...国語が強い!?(川西による仮説)

こんにちは、ニスコ進学スクール大曲教室の川西です。

この仕事をしていてかれこれ7年。札幌を中心にニスコ8教室あちこちの地域で中学生を教えてきましたが、4年前にふと感じたことが、いよいよ自分の中で確信に変わってきたので、共有したいと思います。

吹奏楽部は、国語が強い傾向にある。(川西理論No.08)

吹奏楽部は、そのスケジュールの過酷さや引退時期の遅さから、「一般的に」塾としては扱いに手間がかかり、難色を示されることが多いです。

しかしそうした逆境を乗り越えるためか、部活内で常に集団をマネージメントするためか、彼らまたは彼女らは「強い国語力」を手に入れる傾向があります。

(要因の考察)

① 部活動で「うまい」「へた」と他者の演奏にコメントするだけでは、音楽的な改善は得られません。「何の楽器の」「誰の」「どこの部分が」「いつ」「どのように」ダメかを指摘し、相手に不快感だけを与えないよう「どこを」「なぜ」「どのような気持ちで」「どのように」改善するべきかを、常に集団の緊張感の中で慎重に発言する機会が多いからでしょう。必然的に発言には無駄がなくなり、不足もなくなります

また結束力を生むための巧みなスピーチも時には必要です。

② ①とは対照的になりますが、時に顧問や外部からのコーチが発する、芸術的で難解な表現に直面し、それを解釈して実行する力が必要となります「歯痛に悩むウグイスのように」「油と血で重くなった返す刀のように」「死にかけのコウモリが地に落ち、最期にそっと誰にも聞こえないような声でつぶやくように」などという、詩的で未体験の言葉から多くを感じ取り、他者にもわかるよう翻訳していく必要があります。詩歌が問題に出たとしてもひるみません。

③ 吹奏楽部という強烈な結束力(≒束縛力)の中から、「塾のため」などと抜け出すには、それなりの勇気がいるはずです。それを滞りなく行うためには、普段からの行いや根回し、その後のフォローが必要で、しかも塾側にもスケジューリングの交渉、調整が必要です。調整力は言わずもがな必要ですが、その調整はほぼ「話し方」と「話の持っていき方」で成功するか否かが決まります。その時の相手の気分を敏感に察知しながらの交渉になり、会話の前後関係を意識し、的確な流れへと誘導します。

以上で考察は十分だと思っていますが、いかがでしょうか。ただ漫然と吹奏楽部にいるだけでは、おそらく確度が下がるでしょう。しかし塾と吹奏楽部を両立して頑張っているなら、かなり確度は高くなるはずです。

さて、そんな吹奏楽部でも冬休みは部活動も少なくなるはず。

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