トピックスInformation

2022.08.12

ニスコ進学スクール 平岡緑教室

平岡緑教室 ニスコラム-自分を変えてくれるものとは...

こんにちは、ニスコ進学スクール平岡緑教室担当の成田です。

以前にも書いたことのある記事の再掲となりますが、道コンが終わって改めて感じる部分があったので、掲載させていただきます。

ある日、ネットの記事を見ていると、とあるアラサ―大学生の記事が掲載されていました。

そのアラサ―大学生が教授にレポートをメールで提出した際に、他のヒモ付けされたSNSアカウントから自分の素性がバレてしまい、恥ずかしい思いをしたのだそうです。

記事にはこう書かれていました。素性がバレてしまったアラサ―大学生に対して、

「学問に年齢など全く関係ありません。『刮目して相待すべし』であります。がんばれアラサ―!」

と教授は返信し、これを見たアラサ―大学生は目頭が熱くなったのだそうです。そんなエピソードでした。

この慣用句の基になっているのは、

「男子、三日会わざれば刮目(かつもく)して見よ」という慣用句です。原文は『三国志演義』が出典で、呉(ご)の武将(ぶしょう)呂蒙(りょもう)の故事から出ています。


それは、こんな逸話(いつわ)です。


呂蒙という人は、呉王(ごおう)孫権(そんけん)に度々重んじられてきましたが、家がもともと貧しく、学問に触れる機会もなかったこともあり、武力一辺倒で学問に全く興味のない人でした。

そのため、書類なども自分が話した内容を聞き取らせて、部下に作成してもらっていたそうです。そんな呂蒙の学識のなさを笑って、人々は、「呉下の阿蒙(ごかのあもう)」とからかっていたのです。

「阿蒙」というのは、今で言う「蒙ちゃん」といったニュアンスで、決して蔑んだ言い方ではなく、親しみを込めて「おばかな蒙ちゃん」的な感じでからかっていました。
そんないつまでも「阿蒙」のままでいる呂蒙を見かねた呉王孫権は呂蒙に学問を勧めましたが、はじめのうち呂蒙は「軍中は何かと忙しく、書物を読む時間を取れない」と言い返していました。

しかし、孫権は「博士になろうとしなくていいから、歴史を見渡して見識を広めてみてはどうか」と、どの書物を読んで学ぶべきかを教えたともいいます。

国王にそこまで言われたら、やらざるを得ません。呂蒙は勉学にも本腰を入れ、やがて本職の儒学者たちをも凌ぐほど読書をし、勉強を続け、見る見るうちに教養を身につけていきました。

勇猛(ゆうもう)なだけで無学であった呂蒙を軽蔑(けいべつ)していた知識人の魯粛(ろしゅく)は、日に日に上がる呂蒙の評判を聞いて挨拶(あいさつ)に向かいました。実際に語り合った呂蒙は、以前とは比べ物にならないくらい豊かな学識を兼ね備えた大人物へと成長していたのです。
おどろいた魯粛は、「昔言われていた『呉下の阿蒙』であったとはとても思えない」と称賛(しょうさん)しました。これに対して呂蒙は「士別れて三日、即(すなわ)ち更(さら)に刮目(かつもく)して相待すべし」、つまり「士たるもの、別れて三日もすれば大いに成長しているものであって、また次に会う時は目をこすって違う目でみなければなりませんよ」と答えたのです。


人間だれもが能力を持っている。外見からはわからないほど、色々な能力をもっているのである。

この慣用句も、三日間というわずかな時間でも人間は変わることができるということを言っているのですが、この呂蒙の逸話から、みなさんには3つの大切な事をわかってもらいたいのです。

1つ目は、孫権が呂蒙に学問を勧めたこと。つまり、変わるための「きっかけ」があったということ。


2つ目は、呂蒙が変わることができたのは、変わるために勉学に励むなど努力を続けたということ。つまり、人は自分の考え方や行いを「変える」ことで、変わっていくということ。


3つ目は、呂蒙は、自分のためを思って言ってくれる孫権の言葉を「素直」に受け入れたこと。


つまり呂蒙は、孫権の言葉を「きっかけ」に、「素直」にその言葉に従い、自分を「変える」ための努力を惜しまなかったことで大いに成長できたのです。


この夏、皆さんはニスコの講習会などで、多くの「きっかけ」に出会えたと思います。

これを読んでいる君は「きっかけ」をうまくつかめたでしょうか?

「まだ出会えていないな」「自分を変えたいな」と思っているなら、まだ間に合います。

今回の道コンのように、次の定期試験もかなり難易度が上がることが予想されます。

「もう手遅れかも...」そうなる前に、一緒に始めてませんか?

体験授業で雰囲気をつかむも良し、実際に入会してみるも良し。

何にせよ君の「第一歩」がなければ、何も始まりません。

自分を変えてくれるもの...

   それはいつも自分なのです。

アラサ―大学生のように、呂蒙のように「自分を変えたい」

そう思っている君を待っています。

お問い合わせは、ニスコ本部フリーダイヤル

0120―44-3759までお問い合わせください。

スタッフ一同お待ちしております!

Category

ニスコグループからのお知らせ

教室からのお知らせエリア別教室

  • 札幌市
  • 道内

contactお問い合わせ

受付時間 月曜~土曜 10:00~22:00