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ニスコパーソナル 琴似教室

2022/06/15

解法と考え方・・・説明的文章


さて、前回の国語を学ぶ意味で説明的文章と文学的文章はそれぞれ「事実」と「感情」を学ぶためにあるとお話しました。

今回は説明的文章の解法について触れていきます。

「事実」 を学ぶためには "抽象""具体" という言葉をまず覚えます。

抽象:まとめの言葉、主張にあたる表現

具体:中身の言葉、主張を理解してもらうために説明する言葉

文章はこの抽象具体が交互に示されてなりたっています。

抽象(提起・質問) → ②具体(説明) → ③抽象(主張・まとめ)

言い換えると、

話題を振って → ②説明し → ③言いたいことを言う

具体例をだしますと、ある生徒Aが先生Bに自分の腕時計を見せてこう主張します

生徒A 「先生、僕のこの腕時計は世界一の腕時計なんです。ちょっとこの腕時計の話をしてもいいですか。」  → ①抽象:話題を振る

先生B 「いいよ、聞かせて。」

生徒A 「実は僕のおじさんが冒険家で世界中を旅しているんです。この腕時計はもともとおじさんのもので、一緒に世界を回った相棒なんだそうです。最近新しい時計を買ったので名残惜しいけど、可愛い甥っ子の僕になら譲りわたそうと言ってくれたんです。ぼくはおじさんを尊敬しているので本当に嬉しかったです。」 → ②具体:説明

先生B 「それは凄い話だね。じゃあこの時計は世界を駆け巡ってきたんだね。」

生徒A 「はい、だから僕にとっては世界一の腕時計なんです。」 →抽象:主張

となります。

言いたいことばかりだと相手につたわらないので必ず段階を経るのです。

話題を振って【抽象】 → ②説明し【具体】 → ③言いたいことを言う【抽象】

そして①と③がかみ合っていないと支離滅裂となるため①は必ず③の伏線及び同じ内容となる必要があります。

説明が長くなりましたが、、、

この考え方をどのように活かすかというと、国語の "解法" では、

抽象的質問には具体的返答で、具体的質問には抽象的返答で返すのです。

最初に申し上げた通り、抽象と具体は交互に表現されます。

数学でいう偶数と奇数の関係に近いかもしれません。←これもどちらかをトばすことは出来ませんよね。

よくある例え話を1つ

母親 「今日の遠足どうだった?」(抽象的質問)

子ども「楽しかった。」(抽象的返答)

会話が成り立っていません(笑)  母親は遠足の詳細が知りたいのです。

"抽象を抽象で返す" のはNG、"具体を具体で返す"のもNGです。

正しくは、

母親  「今日の遠足で一番楽しかったことはどんなこと?」(抽象的質問)

   ※「一番」など質問を特定することで相手は答えやすくなります。(配慮)

子ども 「えっとねぇ、山に登ってお昼ごはん食べる前にみんなで歌を歌ったの!思いっきり歌ったらすごく気持ち良くて楽しかった!」(具体的返答)

となります。それでは今回の入試問題より実践例を1つ、

 「~どのような決意をもたらしましたか~」

→「決意」は抽象的表現です。

→「どのような決意」とは決意の中身を教えてほしいということです。

 中身は具体でありそれが答えとなるので今回は抽象的質問となります。

答 「不安から逃げずにお母さんに自分の夢を伝えて、自分の意志で未来を決めていこうという決意をもたらした。」

具体的解答です。

先に述べた通り、文章でも段落でも

抽象(提起・質問) → ②具体(説明) → ③抽象(主張・まとめ)

という構成となります。

抽象的解答を作りたいなら①(冒頭)か③(末尾)を探せばいいです。

具体的解答を作る場合は②(中間部)から探すこととなりますが、ここは文章全体のボリュームゾーンとなり長いので問いのキーワードを参考に探し当てるのがよいでしょう。

上記を踏まえた上で目の前の "" が抽象的質問なのか具体的質問なのかを判別する訓練をすると良いです。実践力に至るまでは半年くらいかかるので早目に始めることをお勧めします。

琴似教室では特に力を入れています!

次回は文学的文章について触れます。



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