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2022.08.08

ニスコパーソナル 琴似教室

なぜ毎回ケアレスミス!?

こんにちは。琴似教室の朝日です。

今回はケアレスミスについてお話します!

毎回指摘されるのに毎回ケアレスミスしてしまうのはなぜなのか・・・

わかっているのにわかっていない!そのメカニズムに迫ります。

まず、みなさんの持っている知識を2つに分けます。

"自覚的知識"と"無自覚的知識"です。

わたくしの造語です((笑))   どんなものかと言いますと、、、

自覚的知識 ・・・ 自分の意思で、いつでも使える知識。知識が定着しているのでミスが少ない。

無自覚的知識 ・・・ 理解をして知っているが、他人から指摘されないと気づけない知識

この無自覚的知識が毎回のケアレスミスを引き起こす大きな要因です。

対処しないとずっと同じミスを繰り替えします。

そのために生徒一人一人に自分たちが有している知識がどれほど不安定なものかを自覚させる必要があります。

例え話を1つ、

授業中に、

I am doctor.                   ⇒ ※正解は I am a doctor. です。

という英文を生徒が書いたとします。ここから、塾講師の反応は2つです。

1つ目はいきなり指摘を入れることです。

aが無いよ!」とか「何か足りないよ!」など。そうすると無自覚的知識の生徒は「ああ!ああ!そうだった!わかってた!やらかした!」という反応です。

外部(先生)から指摘されることによって喚起された知識がその子の脳裏に浮かびあがってきます。(これは知ってたやつや!)と思うわけです。(やってしもた!)とも思うわけです。

これが彼ら流のケアレスミスです。思わず "a" をつけ忘れた!と弁解します。

本人たちにとってみれば今回はたまたまミスしてしまったということです。知っている知識は基本ケアレスミス扱いです。

講師の指摘2つ目は、ミスの内容を本人に考えさせるというものです。

バツだけつけて「何かが間違えています。何でしょうか。」とほぼノーヒントで聞くと無自覚的知識の生徒たちは答えられなくなります。

人は基本的に目に見えていることを優先して考えるので、そこに無いものに思いがいきません。

だから "何かが足りない" とは考えず、書いてあるものの何処かに欠陥があると考えます。

そして悩んだ末に「doctorのスペルが違いますか?」と言ってしまいます。

つまり全然わかっていないのです。

知ってはいるが、自分だけでは気づけないこの程度の知識が本番(テスト)で役に立つはずありません。自分一人で成り立てる(自覚的)知識まで昇華させなくてはならないのです。

しかし大半の無自覚的知識の子供たちはミスを軽んじてしまいます。

だから、

知っていれば出来る

理解したから出来る

覚えたから出来る

となります。

その程度でことが済むなら勉強はかなり楽ちんです。

定着させなければ出来ません。"実践的知識"です。

どこの世界でも同じです。

バスケのシュートを知って理解して1回入って覚えたら、試合でエースになれますか。

そんなわけないですよね。

勉強だって同じ理屈です。

結果を出す(点数をとる)ために即効性のある方法はミス対処です。

※以前に掲載した「見直し方」でも触れました。

応用問題と言う前に基本的な知識を100%にしてください。

軽んじて良い知識などありません。

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