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2024.04.23

ニスコ進学スクール 屯田教室

宿題の丸付けを見直して効率のよい学習を

こんにちは。屯田教室数学担当の成川です。

 

 学校の授業が本格的に始まりました。学校の毎日の授業ではもちろんのこと,塾ではゴールデンウィーク中の課題として普段より多めに宿題が出ている生徒も多いことでしょう。

 各教科のテキストやプリントの問題を解いて,そのままにすることはまずありませんね。解いたあとに行うことといえば,やはり丸付けです。赤ペンを持って解答を見ながら,合っていれば〇を,間違っていれば正しい解答を書きこみます。

 

 そもそも,丸付けは何のために行うのでしょうか。「間違った答えのままではダメだから」「正しい答えを覚えないといけないから」これはその通りです。覚えていることが正しいかどうかあいまいだったり,間違ったまま覚えてしまったりすると,テストや入試で点数を落としてしまいます。これはごく当たり前の認識であると思います。

 

 それでは,丸付けはどのタイミングで行いますか?

 すべての問題を解き終わってから一気に丸付けをすると,自分の間違いの傾向がよく見えてきますね。しかし,「傾向が見えて終わり」です。解き直しをしない限り,間違いを直すことはなかなかできないでしょう。テストをする頃にはまず忘れてしまっています。何より1度に行う丸付けの量が多いため,答案の中身を考えず,丸付けがただの作業と化す場合もあります。これでは丸付けの意味がありません。

 同じ時間で勉強の効率を上げましょう! 方法は簡単です。

 

『できれば大問1個ずつ,どれだけ多くとも1ページごとに丸付けをする』

 

 丸付けをするタイミングを変えるだけですから,理屈の上では宿題にかかる合計時間は変わりませんよね?

 ニスコの社会・理科のテキストの問題では特にあてはまりますが,同じ記述・語句の問題が別の大問でも出てくることがあります。たとえば大問1である記述が書けず,答えを見て赤ペンで正しい解答を書いたとしましょう。その上で大問2に同じ問題が出てきたら,それを思い出して同じように書けば良いのです。次のページでも出てきたら同じように......。そうして覚えることができたならば,テストの点数も上がります。

 人間は見ただけ・聞いただけよりも実際に手を動かして字を書くことで,その内容を覚えるものです。大事な情報を忘れないようにメモをとったが,そのメモを見なくても書いたこと自体を覚えていて結局忘れなかったという経験がありませんか? それと同じです。

 

 学校の先生や塾講師が伝えた内容を,その授業だけですべて覚えて忘れないなら最高です。テストでも満点をとれます。

 ただ,現実的に考えてこのようなことは起こりません。1度では覚えきれず,必ず何かを忘れるものです。このままではテストでも書けません。

 この忘れた内容・覚えきれなかった内容を覚えるために宿題をするのです。勉強の効率を上げて,少しでも点数を上げていきましょう。かかる時間は同じなのですから,実行しない理由はありません。

「宿題はやったんですけど丸付けするのを忘れました」という人は,大体普段からまとめて丸付けをしているはずです。

せめて1ページごとに丸付けしましょう。

分からない問題が多ければ更に細かく,大問ごと,問題1つごとでも良いのです。

宿題を少しでも有意義にするために......。

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