こんにちは、ニスコ進学スクール平岡緑・平岡公園教室担当の成田です。
さて、明日4月27日(土)から、GW期間につき休講となります。再開は5月7日(火)となりますので、お間違えのないようよろしくお願いいたします。
何を書こうかと迷っていたのですが、久しぶりにニスコラムを掲載しようと思います。今回は私の個人的な意見を書かせてもらおうと思います。私は教育業界に携わって、もう少しで20年になるのですが、たっっっっくさんの生徒を教える中で、毎年毎年生徒に同じ質問されます。それが今回のテーマ『なぜ勉強は必要か』です。
きっと、これを読んでいるお父様・お母様も学生の時代に一度は考えたことがあるのではないでしょうか。どこかの塾では、たくさんのそれらしい答えのような言葉を並べて表記していたり、はたまた"高校・大学受験で合格するためだよ"と言う大人がいたり、様々な「解」がありますよね。正直言って、どれもが正解で、とある眼鏡をかけた少年のセリフの如く、『真実はいつも1つ!』と断言できるほどの唯一の正解というものはないと思います。
私も学生のとき、いつも疑問に感じていました。"何のために勉強しているのだろう"と。
そこで学生の頃からずっと考えてきたのですが、最近になってやっと私の中で1つの「解」が見つかったので、生徒にも共有しました。そのお話をここでも共有したいと思います。
「勉強していない自分(右)」と「勉強している自分(左)」という2種類の人間がいると仮定しましょう(下のイメージ図を参照)。
イメージ
2人の違いは何でしょう。頭の大きさ、腕の長さ、足の長さ...確かにそれもそうですが、この2人の最も大きな違いは"見える視界が違う"ということです。
下のイメージ図のように、2人の前に「人生のカベ」というものがあったとしましょう。小学生であれば、「中学受験」とか「検定」とか「習い事の発表会」とかでしょうか。中学生であれば「高校受験」などになるでしょうかね。まぁ、様々な事柄に代替することができるかと思います。
「勉強していない自分(右)」の視界からは「人生のカベ」しか見えません。ですが、「勉強している自分(左)」から見た視界はどうでしょう。そう、彼には「人生のカベ」の向こう側が見えるのです。
向こう側が「見える人間」と「見えない人間」とでは何が変わるか。それは、未来への考え方だと思います。
向こう側が「見えない人間=勉強していない自分」は、向こう側が見えないので、きっと未来に対して「不安」に思うことでしょう。一方で、向こう側が「見える人間=勉強している自分」は、このカベの向こう側が見えるので、その先に見える景色に「期待」するのではないでしょうか。
つまり勉強とは、この2人で指すところの「身長」であり、この「身長=勉強の度合い」が高ければ高いほど、より遠くを見渡せるようになり、未来に対して肯定的な考え方・視座を持てるようになるのではないだろうか というのが、私が考えた1つの「解」です。
先述した通り、この議論に正解はありません。ですが、たくさんある中の1つの「解」のヴァリエーションとしては間違ってはいないと感じています。
私は今でもたくさんの勉強をしているのですが、新しい知識・知見を得たとき、視座が広がって、とても嬉しく、楽しい気分になることがあります。この感覚こそが勉強の本質ではないかと勝手に確信しております。
ニスコ進学スクール平岡緑・平岡公園教室の塾生は、「知識欲」の高い生徒たちがたくさんおります。ですが、決して全員が最初からそうだったわけではありません。新たな視座を得るためには、ある意味で「痛み」が必要です。この「痛み」の正体こそが、「努力」というものなのかもしれません。
中学部の塾生はGW後、定期試験対策が始まります。高く遠くに飛ぶためには「助走」が必要ですよね。GW休講期間は、ただ単に遊ぶためだけではなく、この「助走」の期間であり、そしてより遠くを見渡せるようになるための「視座」を手に入れるための準備期間だと考えて過ごしてみてください。
皆さんがより遠くを見渡せる「視座」を手に入れられるように、私たちも全力で準備しておきます。そして、これからも全力でサポートしていきます。君たちの成長を楽しみにしています。しっかり身体を休めて、GW後に元気でお会いしましょう。
では、良い休日を。
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