こんにちは!!美しが丘教室、中学社会担当の及川です。
私が各講座や全学年の定期テスト対策の際に意識していること、それは「授業で扱う単元に関する知識を全て網羅すること」です！
ただ問題を解き、正答を確認するだけではなく、「板書として形に残る解説」を通して、その単元の完璧な理解を目指して日々の授業をしています。
なぜ完璧が求められているのか。その理由は多くの情報、データを正確に処理しないと解けない問題が増えている昨今、「なんとなく覚えている」程度の理解度では高得点は取れないからです。
例えば、社会の問題で最後の関門となる『歴史の並び替え』の問題。
時代の背景や人物、文化などを総合的に理解していないと完答は不可能です。
例えば、明治時代の出来事を使った例題を１つ。
以下のア～エの出来事を古い順に並べなさい。
ア 第一回帝国議会が開かれる
イ 自由党が結成される
ウ 内閣制度が成立する
エ 国会期成同盟が結成される
答えは・・・
エ→イ→ウ→ア です。
（近現代史の問題、中3の皆さんはできましたか・・・？）
ここで私が重視しているのは、ただ並び替えができたかどうかではなく、『関連する事件・出来事まで把握できているのか』という点です。
この例題の内容はすべて、明治時代の自由民権運動に関する出来事です。
年号はア 1890年 イ 1881年 ウ 1885年 エ1880年
となっていますが、あくまでこの時代の出来事のほんの一部に過ぎません。
1874年 民撰議院設立建白書
1877年 西南戦争
1880年 大阪で国会期成同盟
1881年 板垣退助、自由党結成
1882年 大隈重信、立憲改進党結成
1884年 埼玉で秩父事件
1885年 内閣制度成立 伊藤博文が初代内閣総理大臣に
1889年 大日本帝国憲法公布
1890年 第一回帝国議会
こうした関連する事件・出来事を即座に列挙できることが、今の受験生に求められるスキルになります。
そして、スキルの獲得に必須な「確かな演習時間の確保」、「求められる知識の整理、テクニックの吸収」を両立できるのは、進学塾という空間でしか提供できないものであると考えています。
ニスコでは多くの演習時間を設け、100点をとる熱量をもって講師・生徒ともに取り組んでいます。志望校に到達するための点数の獲得、そのために必要なのは目の前の問題の正否に一喜一憂することではなく、『他に何が聞かれるか？関係する事件・文化には何があるだろうか？』ということに徹底的に向き合っていくべきなのです。
そんな茨の道、たった一人で立ち向かうにはあまりに過酷です。
ともに戦う講師と同世代の仲間が、ニスコにはいます。
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