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2023.12.17

ニスコ進学スクール 美しが丘教室

私にとっての生徒~『気づきを与えてくれる存在』

こんにちは!!美しが丘教室、中学社会担当の及川です。

 

今回も、『私にとっての生徒とはどのような存在か』についてお話します。

 

前回とは少し趣向を変えて、今回は『自分に気づきを与えてくれる存在』ということについて。

 

ここでいう気づきというのは、『教える立場だとなかなか気づけない疑問点、気になるところを生徒のほうから発信してくれる』ということです。

 

社会で「得点を取ること」だけを考えるのであれば、

『聞かれ方とそれに対する回答をパターン化』してしまうのが近道です。

 

例えば・・・

 

例題 奈良時代の文化について次の文の空欄を埋めなさい。

 

・( ① )天皇は、度重なる疫病や災害から、仏教の力で国を守るために、

752年に都にある( ② )寺の大仏を完成させた。また国ごとには

( ③ )寺を置き、そうした寺院の造営のために( ④ )などの僧侶が協力した。また、当時は仏教の制度が混乱し、税逃れのために勝手に僧侶になる者が出てきていたため、寺院や僧の制度を整えるため、唐から( ⑤ )が来日し、

( ⑥ )寺が造られた。この時代の文化を、当時の元号から( ⑦ )文化という。

 

 

中1の生徒は少し前に歴史に入り、このあたりを学校でも履修しているはずです。

2、3年生は当然できてないと困りますがどうでしょうか・・・。

 

 

 

答えは、①聖武 ②東大  ③国分・国分尼 ④行基

    ⑤鑑真 ⑥唐招提 ⑦天平             となります。

 

『奈良時代についての問題』と聞いた瞬間に、天皇は聖武天皇、文化は天平文化、

関連する建築や書物は・・・

と芋づる式に関連事項がすらすら出てくるのが、目指すべき姿です。

(前回の記事でも似たようなことを書きました!)

 

ですが、今回とりあげたいのは、そこの授業であったとある生徒とのやり取りです。

 

授業中に、『どんな病気が流行ったんですか!?』と発言が飛び出しました。

 

・・・正直、テストで点数を取るだけであれば、具体的な病気の被害までは知らなくとも十分太刀打ちできます。しかし、深い思考力を問われる現在の入試問題において、『事件の背景を理解しようとする姿勢』はやはり生徒にとって大きな武器になると私は考えます。

 

 

 

ちなみに、当時流行したのは『天然痘』という病気であり、1980年のWHOによる根絶宣言が出るまで人類を脅かしてきた恐ろしいものでした。

特に奈良時代には、当時政治に強い影響を与えていた、

藤原武智麻呂 

藤原房前 

藤原宇合 

藤原麻呂 の通称『藤原四兄弟』と呼ばれる一族が相次いで天然痘によって命を落したのです。国の柱石となる人物の消失、まぎれもない緊急事態です。

聖武天皇が、仏教の力で国を護る鎮護国家の思想をもとに多くの寺院を建立したのは、このような背景があったからなのです。

 

こうした話を授業の中で補足したところ、多くの生徒が大仏建立という一大事業の必要性について納得してくれました。

 

面白いもので、社会で(ほかの科目でもそうだと思いますが)点数を取れる人というのは、みんな例外なくこの『強い好奇心』、あるいは『ツッコミ力』をもっていると感じています。

 

そして、そうした好奇心や探求心がどこで養われていくかといえば、

目標を共有できる多くの仲間が集まる場所なのです。

 

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お問い合わせ・お申込みは0120-44-3759までお電話ください。

以下、冬期講習会について掲載しています。

【冬期講習会日程・テスト時間】

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※12月22日(金)の中2は19:00~21:50で実施します。

※判定模試→中3対象の模試  トライアル→小3~中2対象のトライアルテスト 

 道コン→小3~中3対象の北海道学力コンクール 正月特訓→中3特別講習

 

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【受講費用】

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・ニスコの授業を初めて受ける方は、受講費用が半額で受講できます。

12/5までにお申しの方は、早期割引費用で受講できます。

・兄弟で受講される場合、低額者の受講費用が半額となります。

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