中学受験・高校受験対策北海道の進学塾・個別指導ならニスコグループ

合格した皆さん、本当におめでとうございます。努力の結果が実りましたね。

もちろんこの結果は自分自身で勝ち得たものですが、周りの多くの人たちが皆さんのことを応援し、支え、合格を強く祈っていたことを忘れないで下さい。受験までは周囲を見る余裕はなかったかもしれませんが、心にゆとりができた今なら気付けることがあるはずです。

そして、残念ながら力及ばず不合格になってしまった皆さん、本当に申し訳ありません。どんな言葉も上っ面のものに聞こえてしまうかもしれませんが、我々も本当に悔しいです。「高校がゴールではない」という言葉がありますが、私はこの言葉は決して使わないようにしています。我々は合格させることが使命です。この言葉を使ってしまうと自分自身の覚悟が薄まってしまうと思っているからです。免罪符代わりにしないよう自分を戒めています。（もちろん「高校がゴールではない」は真理です。しかしそれは、高校を卒業して5年、10年経って初めて実感として伴ってくるものです）

ところで、ニスコグループでは実際の合格ラインを知るために、合格発表後に得点開示をお願いしています。受験校に行けば、実際に自分が取った点数を教えてくれるのです。合格発表後、得点開示に行った塾生たちがぽつぽつと来てくれました。実際の点数を見て、改めて今年度の入試の難しさを噛み締めていたころ、1人の生徒が得点を持って来てくれました。

不合格だった生徒です。

 

 

不合格だった生徒の得点は、実際の合否のラインを知るためにとても貴重なデータです。しかし、残念ながら不合格だった生徒は得点開示に行かないことがほとんどです。よしんば行ったとしても伝えに来てくれることは稀です。

考えてみて下さい。自分が通うことができなかった高校にわざわざ赴き、得点を聞くというのはそうそうできることではないと思いませんか？

 

それでもその生徒は来てくれました。

その義理堅さ、そして申し訳なさに胸が締め付けられる思いでした。

「どういう指導をすればよかったんだろう」「もっと良いやり方はなかっただろうか」

 

この時期は毎年そういう後悔の念に駆られます。同じことを繰り返してしまっているかもしれませんが、それでもその経験によって、一歩ずつ前に進めている気がします。

 

 

また、新しい年度が始まりました。

今年も塾生たちとともに苦しみを乗り越え、その先にある達成感を得られるように精一杯頑張っていきます。

今までの自分を超える一年にしましょう！