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2024.05.10

ニスコ進学スクール 平岡中央教室

小学5年生算数が「難しいわけ」

こんにちは、教室担当の小中谷です。

 

楽しかったゴールデンウィークも終わり、私も現実世界に戻ってまいりました。

前回の記事で予告しました通り、今日は「小学5年生の算数がなぜ難しいのか」についてお話させいていただきます。

 

■小5算数、つまずきの原因とは?

算数でのつまずきの原因は、その学年によって様々ですが、特に小4から小5に進級すると顕著です。何となくは知っていたけど、何故かは知らなかったという方も多いかと思いますので、プロとしてつまずきの原因を少しだけ解説させていただきます。

○ 学習単元の量の違い 

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上の表からも一目瞭然ですが、小4での学習単元は基本的には小3の応用内容になっており、学習する量はさほど変わりありません。(※ 左表の単元には受験算数も含まれます。)ですが、小5の学習単元は小4のときと比べると、その学習単元量自体が多くなり、さらに難易度も上がるため、1度に処理できない場面が増えることによって、この「つまずき」が生まれる原因となっていると考えられます。

 

また、「考える問題」が増えることも「つまずき」を生む要因のひとつです。例えば、小4のつまずきポイントは、「大きな数」「グラフの読み取り」「面積」であるのに対して、小5のつまずきポイントは「単位変換」「小数のわり算」「体積」「速さ」「割合」「比例」などがあります。

小4までのつまずきポイントは(語弊があるかもしれませんが...)ほとんどが計算における作業であることが多いので、解いた問題数に比例してできるようになっていきますが、小5内容はご覧の通り、解いた問題数に必ずしも比例するとは限りません。むしろ「考える時間」に比例して解けるようになると思っています。

巷(ちまた)でよく言われる「数的感覚」「空間把握能力」が大切になってきます。「数的感覚」とはただ単に計算が速く解ければ良いというわけではなく、「3/4」と「4/5」はどちらが大きいかというように、数の大小をとらえたり、単位量あたりでどちらが大きいか、小さいかを判別出来たりする能力のことです。では、どうしたら「つまずき」を減らせるのでしょうか。

○小4内容までの定着がカギ

結局のところ、この小5での「つまずき」を減らしていくためには、小4内容までの定着をしっかりとし、先ほど挙げた「数的感覚」を身につけてもらうしかありません。また、計算は速いけど、ミスが多いなどのケースも出てきます。この場合の原因は2パターン。

① 設問を読まずに計算・立式を始めてしまう

② 終わらせることが目的になって注意力散漫になっている

 

これは「国語」にも同じことが言えますが、算数も「言語分野」の一種なので、結局問題を読まずに解いてしまうことがクセになっていると、小学校高学年になってもそのクセが抜けず、中学校に進級しても克服できなくなるケースが非常に多いです。こうなるともう時すでに遅しということが多いです。

○小5の出来は、その後の「算数・数学力」を左右する

だからこそ声を大にして言わせていただきます。

小5の出来は、その後の「算数・数学力」を左右します

 

 

 

 

 

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