こんにちは。屯田教室・大曲教室数学担当の成川です。
ニスコ進学スクールでは月に1回程度の頻度で,講師が主に担当する教科ごとにグループ分けを行い,生徒への指導内容や指導の方法を研究する「教科会」というものが行われています。私はもちろん,数学の教科会に出席しています。
この教科会において,十数年ぶりに社員テストが行われました。
内容は高校入試のものでありながら,その問題は超難関私立高レベル! 講師間で競うものですから,当然といえば当然ですね。
しかし,そのテストを受けている中で思ったことは
「とにかく時間が足りない,必要な計算と記述量に対して時間がなさすぎる」ということでした。
生徒の皆さんも,特に国語や数学で同じ思いをしたことはないでしょうか。
その際にとる方法といえば,「取れる問題を確実にとること」,そして「中間点をできる限り取りに行くこと」。
1点に対して貪欲に取り行くことが重要です。
私は今回,証明問題で上手くいきませんでした。反面教師にしてください。
テストが終わった後,周りの講師との対話は「これはできたよなぁ」「ここどうやって解きます?」「それは無理だわ」など,まるで学生の集まりでした。
肝心の結果は......惜しくも2点差でトップを逃しました。
これは悔しい! 大学では数学で生きてきた数学好き人間ですから,やるならやはりトップを狙いたかったです。
その日の業務が終了してから,社員テストの問題を見返してみました。
テスト中に問題を解いて,手を付けなかった問題をそのままにしておくのは何となくもやもやしていたので。
すると何ということか,普段ならば解けていたかもしれない問題が本当に多かったこと......。
時間制限に対する焦りはかくも恐ろしいものです。
たまに行っている解説の作成をするように,じっくり問題を解いていくと,
「できたはずなのに」と後悔に苛まれることもしきり。
ときには問題集を開いて「こうすれば良かったのか!」とつい独り言を漏らす場面も。
講師になっても勉強は続きます。またひとつ,良い経験になりました。
もちろん,普段の授業を行う中で教材研究は欠かせないのですが,今回の社員テストの解き直しは,その中でもかなり力になりました。
中学数学の知識は一通り持っている(はず)の講師ですらこの通りなのです。
ましてや生徒には効果がないわけがありません。
受け終わったテストは最高の教材です。
特に中3の生徒は,今まさに学力テスト,及びニスコで行っているその模試が手元にあるわけです。
今がまさに点数を上げるチャンスなのです!リスクなどありません。
このチャンスを活かさない手がありましょうか!
中学1・2年生も,そして小学生も,小テストや単元テストでも良いのです。
解いたテストは必ず解きなおしましょう。
満点であっても,少しでも不安を感じた問題や,先生が重要だと言っていた問題はやり直してみましょう。
間違いに向き直り,復習をして間違いを正せる人が,成績は伸びていくものです。
社会に出てからも同様ですよ。
また,冬休みの期間中には冬期講習会という「大復習」の機会もあります。
中3数学でいうと,中1で習った空間図形や中2で習った証明・図形の性質の知識が抜け落ちたままでは,あらゆる計算に応用できる三平方の定理を活かす機会もなく,周りに抜かされていくだけです。
そうならないように,講習会では弱点分野に復習(復讐)していきましょう!
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