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2024.01.11

ニスコ進学スクール 平岡緑教室

平岡緑教室 シン・教育論-前編

こんにちは、平岡緑担当の成田です。私なりの視点ではありますが、昨今の教育に関して思うところがたくさんできたので、2編に分けて論じてみたいと思います。前編はAI技術に関する記事で、後編はデータから見た大学入試と今後の対策です。後編は現在データ集めをしているので、更新は遅くなるかもしれません。

 

まずは前編ですが、何故AIの話かといいますと、2022年に上映された『トップガン マーヴェリック』を見返していたとき、ある台詞に非常に共感したためです。ここでも紹介させていただきます。

映画冒頭で、極超音速テスト機「ダークスター」というマッハ10の戦闘機を開発するために、トム・クルーズ演じるマーヴェリックがテストパイロットを務めていました。ところが、このテストはマッハ10に達しなかったことを理由に突然中止されてしまうのです。そこに上官が「君がテスト飛行をしている戦闘機は、パイロットを必要としなくなる。寝て、食って、排泄するパイロットをね。命令違反するやつもいらない。結果は見えている。君らパイロットは絶滅するんだ。」と言いました。それに対し、マーヴェリックは「だとしても、今日じゃない。」とやり返します。

このシーンを観たときに、昨今の情勢を踏まえ「確かにパイロットの絶滅が現実になるのも、そう遠くはないかもしれないな、、、」と感じました。

 

しかしながら、マーヴェリック同様、私もこれを否定します。教育という分野は別だからです。いくら人員や予算の問題があったとしても、教育をすべてITによって無人化することは不可能です。ましてや、AIは先生の代わりにはなりえないと思います。

 

その大きな理由は、学びの基本は「対人間」の対話にあると考えているからです。コロナ禍の休校期間中、オンラインで授業の配信を行ってきた知り合いの教員や校長先生方は、対面式授業に勝るものはできなかったと振り返っていました。そもそも生徒の顔が見えないので、相手の反応や理解に合わせた指導がリアルタイムでできないのです。

何より、学びの大前提となる互いの信頼関係を築くことができません。生徒の立場からしても、わからないことをその場で解決できないという不便さがあります。さらに、クラスメイトにどんな人がいるのかもよくわからないという状況も生じます。学力形成および人格形成の最も大事な時期に、これは致命的なことです。

 

教育には、知識や情報のやり取りだけでなく、感情のやり取りも必要な要素です。毎日、先生や友人とあいさつをすることや、休み時間に他愛のないおしゃべりをすることは、無駄なことのように思えるかもしれませんが、その無駄こそが、学びを積み重ねるうえで非常に重要なことなのです。

 

もしも、そうした無駄を一切排除して、将来、AIが知識だけを教え込むようなことが起こるとしたら、それはもう教育とは呼べなくなってしまうでしょう。人員を省いてITを活用して生産性を上げることと、学びの本質とはまったく逆のベクトルです。

 

勿論、メリットもあることは理解した上で、対価となるものが教育に最も必要な「感情のやり取り」であったり「信頼関係の構築」であったりするわけで、AI技術やIT活用に全フリするのはあまりにも危険だということです。

 

技術の発展に伴い、教育方法の選択肢が増えたことは素晴らしいことですが、使い方を間違えては本末転倒です。そして、こんな混沌とした時代だからこそ、教育の原点「対面式授業」を営業抜きで本気でオススメします。

 

 是非、ニスコの「対面式授業」も一度見てみてください。体験授業の申込みも殺到しております。今年度の残席もわずかですので、お問い合わせはお早めに。

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