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2024.01.30

ニスコ進学スクール 平岡緑教室

Q.どうすれば国語で点数が取れる?←A.○○○○○○○○○○。

平岡緑教室の生徒の皆様、保護者の皆様、こんにちは。平岡緑・平岡公園教室教室副教室長・社会科担当の寺岡です。

 

前回の記事である、「どうすれば国語で点数が取れる?」の、私なりの答えを発表します。それは、「日本語をちゃんと読め。」です。
この意味と、鍛える方法が今回の主題です。よろしくお願いします。

 

皆さんは、日本語をちゃんと読んでいますか?今まで生きてきた中で、たくさんの日本語に触れてきたと思います。そしていつの間にか、自分は日本語を理解している、と勘違いしているのではないでしょうか?

比較してみてください。日本語を読んでいるときの自分と、英語などほかの言語を読むときの自分を。一単語一単語、そして文全体の意味は何だろう、と考える集中力が違うと思います。

その差が生まれる根本には、日本語をなめているという無意識が働いているのではないでしょうか。

筆者の主張を正確につかむ、登場人物の心情を読み解く...。また、自分の知っている語彙で意見を書く...。インプットだけでなく、アウトプットするためにも、日本語こそ丁寧に読む必要があるのです。

 

そう考えると、少し大げさかもしれませんが、国語の点数は、人生でどれだけ本気で日本語に向き合ってきたかに比例するのではないのでしょうか。

 

ではどうすれば日本語を集中して読めるようになるのか。私は推理小説を読むことをオススメしたいです。(私が好きだというのもありますが)

推理小説の中にはいろんなジャンルがあります。

ざっくり分類すると、誰が犯人か、に重点が置かれる「フーダニットWho done it)」、どのようにやったのか、トリックに重点が置かれる「ハウダニット(How done it)」、なぜそんなことをしたのか、動機に重点が置かれる「ホワイダニット(Why done it)」があります。

その中でも今回のテーマにピッタリなのは、「フーダニット」です。

このジャンルだと、文章を読んでいく中で、犯人の言動に必ず矛盾が生じるので、それを集中して探す。

手掛かりになりそうな文を見つけ出す。

まさに日本語を集中して読むのに適しています。

 

最近私が読んだ推理小説は 『星降り山荘の殺人』 倉知淳 講談社文庫 です。
読んでいるときは、「この人のこのセリフ・行動、なんか怪しい...」「これがのちに伏線になるのでは?と思ったところには色ペンで線を引きながら読みました。

その結果、犯人が誰か当てることができました!(本に色を付けたり、線を引いたり、メモをしたりすることへの抵抗もなくした方がいいです。本は汚してこそ、自分だけのものになります)

 

今回は推理小説を読むことをすすめましたが、何も「推理」小説にこだわることはありません。とにかく、日本語に触れてほしいのです。小説を読むことで、場所はどんなところなのか、登場人物はどんな顔なのか...と想像を膨らませる。想像力を鍛える武器としても、小説は最適です。

 

まずは、自分に合った、自分の好きなジャンルの小説を一冊買って、丁寧に読んでみてください。日本語に対する意識が変わるかもしれません。

 

※寺岡が読もうとしているリスト(タイトル・作者・出版社)

『インシテミル』 米澤穂信 文春文庫

『不連続殺人事件』 坂口安吾 角川文庫

『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 新潮文庫

『リラ荘殺人事件』 鮎川哲也 角川文庫

『占星術殺人事件』 島田荘司 講談社文庫 ←探しているものの、まだ買えていません。

推理小説が多いゆえに、物騒なタイトルばかりでごめんなさい...。

上記のほかに、今まで読んできた推理小説はたくさんありますが、皆さんのおすすめの推理小説があれば、ぜひ教えてください!

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