こんにちは、ニスコパーソナル桑園教室の佐藤です。
先日、新高校1年生との面談で、「高校に入学するまでの間、何をして過ごすのがいいですか?」と質問がありました。
これまで志望校合格に向けて一生懸命受験勉強に取り組んできたわけですが、その目標に区切りがつき、時間に余裕ができたとのことでした。
おそらく、高校受験を終えた生徒の多くが「高校まで何をすればいいのか」と不安を覚えていることかと思います。
そこで、今回は面談で話した内容を書いてみようと思います。
①大型書店で高校の問題集を見てみる
高校での学習内容は、中学校のときと比べ、非常に"濃い"内容になります。覚えるべき語句や定理、解法は多いですし、しかも覚えにくいものばかりです。
当然、皆さんも「高校の授業は難しいんだろうな...」と漠然とでも気付いていると思いますが、具体的にどの程度まで難しいのか、ということを理解している人は少ないはずです。
そこで、大型の書店に行って高校の問題集を見てみることをオススメします。
これは、先に演習問題を知って解けるようになることが目的ではありません。
あくまでも、高校での学習内容を実際に見てみて、俯瞰的に全体像を知っておくためです。
そして、実際に見てみると、「中学校の内容と繋がっている」ことに気が付くと思います。
数学であれば、数Ⅰの初めに「展開・因数分解」「平方根」を学習します。
英語であれば、論理・表現の初めに「品詞・文型」「時制」を学習するはずです。
このように、高校で学習する単元だけでも事前に知っておくと、頭の中でぼんやりとイメージができているので、高校での授業を楽に受けることができます。
もし余裕があれば、実際に問題集を買って予習をしてみると良いと思います。
②興味のある大学と大学受験について調べてみる
これも①と共通しますが、興味のある大学の雰囲気や、大学受験の仕組みをインターネットなどで調べてみて、「なんとなく」知っておくと良いです。
そして、気になる大学は「大体これぐらいの位置(偏差値)なんだ」と知った上で、高校での学習をスタートさせることが望ましいです。
大学受験の仕組みやこれから高校で受験する模試、偏差値については、各高校の進路説明会で伝えられます。
ですが、おそらく多くの高校が「道内の国公立大学」の受験を想定した説明を行います。
もしも自分の進路がそれらの大学だけであれば問題ないのですが、大学受験の選択肢はもっと広く、受験の仕組みも様々です。
例えば、早稲田大学法学部であれば、受験で使用する科目は「国語」「英語」「地歴・公民・数学から選択」です。さらには私立大学だと「学校推薦型選抜」という受験方法も一般的です。
そうしたことを少しでも知っておき、「自分に必要な勉強」のイメージを持った上で高校での授業・テストを受けると良いと思います。
③勉強の体力を落とさないよう、勉強を継続する