トピックスInformation

2023.08.20

NISCO plus 啓明教室

先取り学習について

こんにちは!!NISCOplus+ 伏見教室・啓明教室担当の橋本です。

先取り学習をしているご家庭はたくさんあると思います。

中学生なら先取り学習に命をかけて、英語や数学はガンガン先取りしてほしいなと思いますが、

小学生は個人的にはそうは思いません。

小学生の先取り学習にはメリットとデメリットがあるので、1つ注意しなければなりません。

メリットは家で学習した内容が学校の授業の理解を深めることです。1度勉強した内容を学校で復習する形になるので、勉強に対して自信を持つこともできます。

英語であれば、小学生とか中学生とか関係なく、言語なので触れた分だけ英語ができるようになっていきます。

ここまで説明すると、先取り学習はいいことしかないように聞こえるかもしれません。

実際、先取り学習の仕方を間違わないのであれば、やったほうがメリットは大きいです。

それでは何がデメリットなのか簡単にまとめます。

① わかっていることだからと学校の授業の説明を聞かなくなる

② 先取りしすぎると「広く浅く」になるので、理解重視ではなく暗記重視になってしまう

これが一番だと思います。

結局、思考する機会を失い「それはわかっているから」と考える回数が減ってしまう。

これが繰り返されると中1の最初の定期試験までは良くても、2学期以降から点数が下降していく可能性が高まっていきます。

思考力を問う問題に立ち向かう土台がない状態で進んでいきます。

だからこそ、バランスが大事だと常に思っています。

小学生には過度な先取りではなく、次のようなペースで先取りするのがいいと思っています。

【算数】

半年~1年先程度の先取りを意識する。もっと先に進むよりも1つ1つの単元を深く理解することを優先する。小学生内容でも良問はいっぱいあります。

【英語】

どこまでも先取りして問題ありません。ただし、1つ1つの理解は丁寧にすべきなので、英検をどんどんやらせて準2級や2級をとっても、5級内容などの復習は怠ってはいけません。

小学生の英検2級などに合格している子でもヘボン式のローマ字「tuとtsu」の発音の違いをわかっていない子や筆記になるとスペルミスを多発する子もいたりします。

先取りはどこまでも進んで大丈夫ですが、1つ1つを丁寧に取り組む必要があります。

【国語】

言語ですので、先取りなどの概念がそもそもないと思います。

ただ、古文文法とかをゴリゴリにやるよりも、シンプルに語彙を増やすために、「初見の文章を読む→知らない言葉は調べる」を繰り返しているうちに少しずつ先取り(生きた国語力)になります。

【理社】

小学生のうちは本人が興味を持っていることをやらせてあげましょう。

国数英がバッチリであれば、理社はそこまで苦戦することはないはずです。

学校レベルの勉強さえできているのであれば無理に先取りするのではなく、本人が興味のあるものを伸ばしてあげるイメージです。

無理に進めるのではなく、考える力を養ってほしいと思っています。

少し角度問題を載せたいと思います。

小4レベルです。教科書よりは少しだけ難しいです。

道コンなら角度問題の2問目に出てくるレベルです。

「X」の角度を求める問題です。

答えは128°ですが、小4の知識で解けます。

角度の問題をそこそこ練習した子(少なくとも教科書レベルをマスター)であれば、1分もあればできます。

でも、残念なことに、これが解けない子がたくさんいます。

小5や小6でも怪しい子がいるはずです。

次回、小5で習う割合についても触れたいと思います。

最後にお知らせです。

中学部は8月26日に副教科勉強会を実施します。

副教科に時間をかけるのは効率が悪いので、今回、7耐は実施しません。

勉強会は2時間のみ実施です。もっとやりたい方は各自自習室をご利用ください。

ニスコの副教科対策プリントや予想問題を配布するので、夏休み明けの副教科も高得点を狙いましょう!!

Category

ニスコグループからのお知らせ

教室からのお知らせエリア別教室

  • 札幌市
  • 道内

contactお問い合わせ

受付時間 月曜~土曜 10:00~22:00