トピックスInformation

2023.09.13

ニスコ進学スクール あいの里教室

【ニスコラム】記述力は論理力

 こんにちは、ニスコ進学スクールあいの里教室の川西です。

ところで皆さん、「論理の飛躍」という言葉を聞いたことがありますか?国語に限らず、すべての教科の記述で失点のもととなるので、ぜひ注意してほしいところです。

 たとえば、このような流れは正しいでしょうか。

 「ずっと密かに想いを寄せていた人が、自分の知人と付き合いだしたことを知ってしまった。」→「だから髪をバッサリ切った。」→「すっきりした。」

 青春時代にはよくあることですし、共感できるので、この順接に疑問を感じる人は少ないと思います。しかし、今年の中3の夏の模試で、そのようなノリで記述を終えてしまい失点した人が意外にも多くいたので、ご紹介します。

 「ある国では、アブラヤシの輸出を増やそうと計画した。」→「だから、広大な熱帯林を伐採した。」→「森林面積が減った。」

...さて、いかがでしょうか。「んん...?」と違和感を感じていただけたなら、それは「論理の飛躍」に対する違和感です。

 アブラヤシはプランテーション作物ですので、熱帯林にアブラヤシが大量に自生しているわけではありません。仮にそんな自生エリアが熱帯林の中にあったとしても、伐採してはいけません。果肉と種子だけ収穫できればいいのですから。

つまり模範解答として

「ある国では、アブラヤシの輸出を増やそうと計画した」→「だから、新たな農業用地を拡大しようとした。→「広大な熱帯林を伐採した。」→「森林面積が減少した。」の順に記述していく必要があります。

 さあ、ここまでのお話で皆さんは、最初に挙げた例に論理の飛躍があることを疑えるでしょうか。

「ずっと密かに想いを寄せていた人が、自分の知人と付き合いだしたことを知ってしまった。」→「ショックでいたたまれない気持ちになったから、今までの人間関係や過去を清算したいという欲求に駆られた」→「見た目から変えることで弾みをつけようと、手始めに髪をバッサリ切った。」→「すっきりした。」

社会の記述だからといって適当で済まされるわけではありませんよ!ぜひニスコで記述力を磨きましょう!

無料体験のお問い合わせは札幌本部フリーダイアル 

0120-44-3759(よーし、みんな合格)まで!お待ちしております!

Category

ニスコグループからのお知らせ

教室からのお知らせエリア別教室

  • 札幌市
  • 道内

contactお問い合わせ

受付時間 月曜~土曜 10:00~22:00