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2023.06.27

ニスコ進学スクール 平岡中央教室

モンゴル帝国 ~ジンギスカン・エビフライ・たまごボーロ~

こんにちは、ニスコ進学スクール平岡中央教室担当の小中谷です。

あと一か月で夏休み、講習会のベーシックワークも配付準備も整い、夏のジャンプアップへ向けReady go!

ところでテスト前のことがこんなフレーズを口ずさんでいました。

「ジンギスカン、エビフライ、たまごボーロ~♪」

晩のおかずかなにかかな?と思っていたら、

ジンギスカン → チンギス・ハン

エビフライ  → フビライ・ハン

たまごボーロ → マルコ・ポーロ

モンゴル帝国に関する人名を覚えようとしていた!のです。

何かを記憶しようとしてもなかなか覚えられない、

何かと関連付けて記憶する、とっても有効的な覚え方です。

さて、モンゴル帝国と言えば、ユーラシア大陸の東西に広がる大帝国。

なぜまた、そんな大帝国を築くことができたのか、という謎はさておき、

とある二人の人物についてお話したいと思います。

【マルコ・ポーロ】

 中学歴史教科書にも登場するマルコ・ポーロ。『東方見聞録』の口述で有名ですね。

【耶律楚材】

 この人物は教科書には出てきませんが、チンギス・ハン死後、2代皇帝

ウゲデイ擁立に功のあったとされる人物です。長いひげが美しく、チンギス・ハンに「ウルツ・サハリ」(長いひげ)と呼ばれていたそうです。

 かつてモンゴル帝国を研究するには、『元朝秘史』や『元史』といった漢文史料がベースになっておりました。しかし、ユーラシアの東西にまたがる大帝国を研究するのに、漢文資料だけで足りるのか?

そう批判し、現在のイランを支配していたイル・ハン国(フビライの弟フレグが建国)で編纂されたペルシア語史料『集史』(ジャーミ・アッタリーフ)などと比較することで新たなモンゴル史像を作り出したのが、

京都大学名誉教授の杉山正明さん。

 「耶律楚材」は漢文史料では、先述した功績のあった人物ということで持ち上げれているのですが、ペルシア語史料では全く触れられていないのです(それはなぜ?ということを知りたい方は、杉山正明『耶律楚材とその時代』(白帝社、1996年)がお勧めです)。

 「マルコ・ポーロ」については、耶律楚材とは対照的に、漢文史料ではその名を見つけることはできません(この点に関しても杉山正明さんの説は興味深い)。

 歴史を学ぶということ、それは知識をどんどん吸収するだけでなく、

吸収した歴史的事実は果たして本当なのか?と疑ってかかること、そして

仮説を立て、史料を基に実証することなのです。

 将来、歴史を研究したい、という小学生、中学生のみなさん。

 歴史の研究に必要な語学力を磨きましょう!

(その第一歩が英語です!)

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■この場を借りて営業させてください。夏期講習会のお席には限りがございます。お早目にお席をおとりくださいますようお願いします。

 体験授業につきましては、随時受け付けしております。

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スタッフ一同お待ちしております。

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