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2023.07.17

ニスコ進学スクール 平岡中央教室

ニスコ名物7耐② ~中1へ 入試データから感じたこと~

 こんにちは!平岡中央教室担当、小中谷です。

去る7月15日(土)、平岡中央教室では中学1年生の塾生を対象に、ニスコ名物7耐を開催いたしました。夏期講習会に備えた、ベーシックワークを進めよう!7耐。授業中にはなかなかできない話を超特、南北、両コースの塾生たちにしたい。夕食休憩が終わり、午後6時30分。その時はやってきました。私はおもむろに、ホワイトボードにある数字をダーーっと書きました。

その数字とは、6月23日道教委から発表された、令和5年度北海道公立高入試学力検査の合格者平均点、前年の令和4年度における合格者平均、そして令和5年度と令和4年度の平均点差

とくにインパクトがあったのは以下の点だったようです。

●理科、国語、社会の合格者平均点の大幅低下

 この3教科の共通点にお気づきでしょうか?

 「統計資料」(国語、社会)と「実験データと結果」(理科)、つまり資料を読み取り、気づいたことを記述する。言いかえれば、「分析する力」「まとめる力」が求められる科目だと言えます。これら科目の平均点が大幅に低下したのは、問題が難しくなったことが大きな要因。しかし、私には別の問題が隠れているような気がしてならないのです。

●文章を書く、という経験の不足

 話は変わりますが私にも小学生の子どもがおりまして、学校の先生とお話する機会があります。文章を書く、という機会がそれほど多くないのではないか、以前からそんな疑問を持っていた私は、息子の担任に「1年間に作文する機会は何回ありますか?」とたずねました。すると先生は「学期ごとに1回、年間で3回です」という回答。やはり...というのが率直な感想でした。考え、まとめる機会を増やさなければ...

●技術の定着まで

 通常の授業、講習会を通じて、我々講師は問題を解く技術、資料をどう読むかというテクニックを伝授します。しかし、それらが定着するには地道な作業とある程度の時間が必要です。

音楽でもスポーツでも同じことが言えますよね。練習する量が多ければ多いほど上達するのが早い。記述においても、長めの文章を読む、そして書くという経験を日常に取り入れ量をこなす必要があるのです。

「序論・本論・結論3行日記」を試してみてはいかがでしょうか。

●分析力をやしなうために ~答えらえればいいというレベルを超えて~

 以前、こんな問題を解いたことがあります。

 「情報通信技術産業における日本とアメリカの比較」

※問題をまるまる掲載することはできませんので、簡潔に説明します。

情報通信技術を提供する業種と利用する業種の構成比に着目、簡潔に述べるという問題でした。

日本:技術を「提供」する(パソコンなど媒体の製造)業種の割合が高い。

アメリカ:日本に比べると、提供より「利用」している割合が高い。

 この2点をまとめれば正解、という問題でした。

 分析力をやしなうには、さらに踏み込んで「なぜ」を問うことです。どんどん深く掘り下げて疑問を持つこと。例えば、情報通信技術の利用率の高い国はどこなのか、それらの国の共通点は何か、など。そういった疑問を持ち、一つ一つ解決していけば、分析力、記述力に秀でることができるのではないでしょうか。

【さいごに】

 この場を借りまして、多数の方に夏期講習会をお申込みいただきました。若干ではありますが、各学年、お席はまだ残っております。

 この夏しっかり復習したい方、勉強場所を確保したい方、非日常的経験をニスコでしたい!という方、お待ちしております。

◎夏期講習会概要はこちら

  →[ 夏期講習会概要2023]

その他、ご不明な点はニスコ本部フリーダイヤル

0120―44-3759までお問い合わせください。

スタッフ一同お待ちしております。

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