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こんにちは、脳の活性化にこだわる平岡中央教室担当の小中谷です。

 

この記事をお読みのみなさんは、「記憶力」に自信がありますか？

 

今日は「部下１万人の家族の顔まで記憶していた漢（おとこ）」の話をさせていただきます。

 

その漢の名は朱桓（しゅかん）。三国時代呉の武将です。

魏の武将曹仁が数万の兵で攻め寄せてきたとき、朱桓のもとには僅か５千の兵士がいるのみ。朱桓は部下にこう言います。

「戦いの勝敗は兵の多い少ないではない。軍を率いる将次第だ。曹仁の指揮は私より優れていると思うか？」

 

倍以上の敵をものともせず、朱桓の率いる呉軍は曹仁の軍勢をさんざんに打ち破ります。それにしても、かっこいいセリフ！三国志の数ある名セリフの中でも１０本指に入ると思います。ところで、朱桓とはどんな人物だったのでしょうか？

 

『三国志』呉書巻五十六に、以下のような記述があります。

「然軽財貴義、兼以彊識、与人一面、数十年不忘、部曲万口、妻子尽識之。」

（財を軽んじ義を貴び、そして異常な記憶力を持ち、一度人に会えば数十年の間忘れることもなく、部下一万人の妻子の全てを把握していた。）

 

５人家族として１万の兵士ですから、単純計算すると５万人の顔を識別していたことになりますから、驚きです。

 

オックスフォード大学のダンバー教授によると「人間が社会生活をいとなむうえで自然にかつ安定的に維持するために認知できる人数の上限は１５０名程度」だそうです。
この数値のことをダンバー数といいます。

 

このダンバー数を超える認知は可能なのでしょうか。

 

たとえば、理科科の野●講師は、大好きなキャラクターは全種類認知しているそうです（約１０００種類）。

興味があったり、大切な存在であるならば、際限なく認知できるものなでしょうか。

ちょっと検証してみたくなりました。人間、どこまでの人数を認知できるか試したいと思います。

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