トピックスInformation

2023.02.13

ニスコパーソナル 琴似教室

「ケアレスミスについて」

 

こんにちは。琴似教室の新井です。冬期講習も終わり、中三生は入試に向け最後の追い込み、そして仕上げの時期になってきました。今回はその入試やテストで最も重要な要因の一つ、ケアレスミスについて話していこうと思います。

 まずケアレスミスとはどんなものでしょうか。計算ミス、漢字の間違い、ど忘れ、解き直したら解ける問題など...解釈は人それぞれですし、ケアレスミスとする範囲も人それぞれです。ですので、今から書くことはあくまで私の考えるケアレスミスや、そのなくし方についてとなります。参考程度に読んで頂けたら幸いです。

 では早速、ケアレスミスをなくす方法、1つ目は、「計算をしない、またはなるべく簡単・簡潔にする」です。

授業や採点をしていて、ケアレスミスの7,8割は計算ミスによるものだと感じます。そして、ミスをする人ほど、与えられた式をそのまま計算しようとします。例えば、

① 2500×400  ②(X+3)2=5という2問があったとして、どう解きますか?

 まず①について、これをこのまま筆算すると間違いなく0の数を間違えます。ですので、25×4と0000に分けて考えましょう。そして、25×=100を求めた後、分けた0000を100の後ろに付けてあげて、1000000となります。またこの時、25×4も筆算するのではなく、25×4=100のように切りのいい数字になる計算は覚えてしまった方が早いです。(例えば125×8=1000など)これが上で述べた計算をしないということです。

 次に②について、これを解の公式で解こうとした人は2次方程式の分野を復習しましょう。正しくは、

(X+3)2=5 →X+3=±→X=-3±   です。解の公式でも解くことは出来ますが、分数や√がでてきて、計算が面倒です。便利な公式を習うとついそれに頼りがちになりますが、もっと簡単な方法はないか確認してみましょう。

 2つ目は、「ケアレスミスはするものだ」と意識しておくことです。ケアレスミスとはケア(注意)をレス(おろそかに)するわけですから、どんなにミスしないように注意したところで、その注意がおろそかになっていたら元も子もありません。ですので、ミスをしないように注意するのではなく、ミスをする前提で常に自分の答えを疑いましょう。そして、どこかでミスしていると思いながら、見直しや解き直しをしましょう。この意識だけでだいぶ変わってくると思います。

 最後に、琴似教室に通うある小学生の話をしておしまいにしたいと思います。その生徒はとても勉強ができ、道コンなどのテストの結果を見せてもらっては、毎回驚かされています。しかし、彼の素晴らしいところはその目を見張るような点数だけでなく、テストや日々の授業の中でさえケアレスミスをほとんどしないところです。むしろ見たことが無いかもしれません。先日も彼の授業を見ていて、1度答えを書いてから私が指摘する前に間違いに気づき直して見せました。思わず、なんで気付いたの?と聞いてしまったほどです(笑)。また彼は、彼の実力ならすぐ解けるだろうという問題であっても、隅から隅まで丁寧に問題文を読み、よく考えることはあっても読み飛ばすことはありません。その姿勢に間違えないだろうという油断や慢心は一切ありません。ぜひ皆さんにもその姿勢を見習ってほしいと思います。

 テストの点数を上げるうえで大切なことは、難しい問題を解くことではなくいかに簡単な問題、出来たはずの問題を落とさないかです。例えば大問1~3が完璧で5~6が解けない人と、1~3にミスがあるけど5~6が出来ている人の点数にさほど変わりはありません。テストの見直しは出来なかった問題ではなく、出来たはずの問題を見直しましょう。

 いかがだったでしょうか。公立高校入試まで1カ月を切り、いよいよ受験勉強も大詰めです。良ければぜひ、受験勉強に役立ててください。

Category

ニスコグループからのお知らせ

教室からのお知らせエリア別教室

  • 札幌市
  • 道内

contactお問い合わせ

受付時間 月曜~土曜 10:00~22:00