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2023.11.06

ニスコ進学スクール あいの里教室

【ニスコラム】入試国語の論説文。普段からの哲学的思考でトレーニング!

こんにちは。ニスコ進学スクールあいの里教室の川西です。

 ふと2022年度入試のほぼすべての都道府県の入試の論説文を通読してみたので、今回はそのレポートと、皆さんへのアドヴァイスです!

 

 現代社会が抱える問題は高度で、複雑多岐にわたっています。それらを担う次世代の若者には、とにかく柔らかいアタマが必要なのです。

 必然的に、若者のアタマを「柔らかく、短く」切り分けるための、「堅苦しく、長い文章」が論説文の題材となります。

 少し前までは、恐らく中学生が知らないであろう少し専門的な自然科学からの出題が主流でしたが、いまや「哲学」「比較文化論」「言語学」「認知学」など、身近でありながら、ものの認識に深く切り込む文章が中心となっています

 

 そうした文章はもちろん論説文ですから、初めて読む人にも論理立てて説明してくれています。しかし、普段考えたことがないような内容の文章ですから

「なんだか小難しくて、全然わけがわからない!」「読むのにすごく時間がかかる!」

「読めるけど、解答欄が埋められない!」

といった苦しみが待っていることになります

 

では、どうするか。答えは2つ出ました。

 

① とにかく最近の過去問を解きまくって、哲学的な文章にも慣れる!

② 普段から脳をほぐすトレーニングで思考力を磨く!

 

①は「過去問を解く」という王道で古典的な手段にも思えますが、やはり効果があります。傾向、トレンドというものがあるので、47都道府県のうちいくつかで同じ文章を扱っていることもありますし、前年どこかで出されたものが今年、自分の地域で出されることがあります。

問題が違っていたとしても、一度読んだことがある!というのは心理的にも大きく有利に働きます。

 

(ちなみにニスコの冬期講習会の中3は、過去2年分の入試問題の精撰されたテキストを使用しますので、自然とそれが達成できます。)

 

②ができるかどうかは、かなり個人差があると思います。そしてそれは、普段の行動・環境によるところが大きいです。「わからない問題を先生に聞く」は多くの人にできることですが、「納得の行かない疑問を先生に聞いてみる」までするのが有効でしょう。

 

例1:「私は」と「私が」の違いってなんですか?

 「は」と「が」には、教科書に載っている「副助詞」「格助詞」の違い以上に大きな差異があります。このことを日本人が分かっていないせいで、ノーベル文学賞の川端康成も含め世界の多くの人が苦しんだことがありましたし、実際に入試の題材にもなっています。

 

例2:「table」と「desk」ってどっちも「机」でいいんですか?

useful」と「convenient」はどっちも「便利」じゃだめなんですか?

 突き詰めると、「机とはなにか」「西洋人と東洋人の道具観」「便利さとはなにか」「現代における便利の価値基準」まで思考を巡らすことができますし、それらは実際入試の題材にもなっています。

(ちなみに川西は常日頃、そうした事を考えています。)

 

 さて、いかがでしょうか。国語は授業で教わる「テクニック」も大事ですが、より高みを目指すなら、やはり様々な演習を効果的に行う必要があり、その土台には読解量と読解スピードがある程度必要です。

 

 「たかが高校受験」を「どれだけ本気でやったか」で、今後の人生の姿勢も決まってくると思いませんか?

 

本気になったらニスコへ!

 

 

冬期講習会の詳細はこちら!!

 

本部 0120-44-3759(よーしみんな合格)まで!

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