こんにちは、平岡中央教室担当小中谷です。
夏期講習会からニスコに入会した保護者様とのお話しです。
「書いて覚えなさい、と言っても書かないんですよね。ノートもぜんぜん減らないですし...。わたしたちがこどものころはとにっかく書いたものですけどね...。学校から宿題が出た記憶もありません。」
私と同年代ぐらいの保護者様でしたらこのような感想をお持ちの方も多いのではないでしょうか。学習内容は増えている、しかし、それが定着しているのか?そんな不安もおありかと存じます。
今から30年以上前の小学校では、現在よりも学習内容はそれほど多くはありませんでした。では、昔よりも多くのことを教えられている令和の子どもたちの方が高い学力を持つのか、というと一概にそうとはいえない部分があります。
私は、どれだけ「脳を使っているか」が学力だけではなく、その後の生きる力に大きな影響を与えるのではないか、と考えています。
令和と比べ、学習内容が多くなかった分、学校で演習する時間が授業の中で確保されていました。そのため、宿題を出さなくても学校の授業の中で「定着」することができていました。以前の記事、あるいは保護者様との面談で申し上げましたが、手で字を書くことによって脳が活性化されます(樺沢紫苑さんの研究をふまえて)。昭和や平成初期の教育では、手で字を書く学習法がメインでした。それが脳の活性化に一役買っていたと思われるのです。その時代を生きた保護者様世代は、「手で書く」ことが当たり前でしたから、自然と脳が活性化されていたのかもしれません。
ところが、デジタル機器の使用が中心になり、「手を動かして字を書く」機会が少なくなりました。ノートが減らない、つまり手で字を書かないのですから、脳を活性化する機会が失われてしまいます。これも以前紹介しましたが、手書きとタイピング、どちら側の学力が高くなるか、というアメリカでの実験がありましたね。その結果、学力だけでなく発想力やひらめく力も、断然手書きの方が勝っていたそうです。
先生の板書を必死になって写していた時代は遠い過去のものになりつつあります。ただし、私はただの懐古主義者ではありません。要は、「バランス」です。検索はデジタル機器、脳を活性化させるための手書き、演習の時間を別に確保すればいいと思うのです。
皆様の大切なお子様方の学力向上、考える力をつけるには、手で文字を書く時間をいかに確保するか、ここにかかっています。
ニスコ進学スクールでは、小学生のお子様方の「脳の活性化」に一役買いたく、小学1年生から小学4年生まではサンシロークラブ、小学5~6年生はスタンダードコースを用意しております。
授業体験も随時受け付け中です。是非、一度教室まで足を運んでいただけたらと思います。
【さいごに】
季節の変わり目、それは人の内面にも「変化」をもたらします。涼しくなり、すごしやすくなるといろんなことにチャレンジしたくなりませんか?スポーツの秋、読書の秋、学問の秋...。いろいろありますが、つまるところ「感性を磨くのが秋」なんですね。
冗談はさておき、新しい習い事を始めたくなるのも秋―――。例年この時期に当教室への問い合わせも増えてきます。授業体験、学習相談など皆様のお問い合わせ、お待ちしております。
【さいごのさいごに】
私の人物像ですが、そんなに堅苦しいタイプではありませんのでご安心ください。多少のユーモアも持っているつもりです(笑)、皆さまのご来訪、お待ちしております。
【小1~小4 サンシロークラブのご案内はこちら】
【小5~小6 スタンダードコースのご案内はこちら】
その他、ご不明な点はニスコ本部フリーダイヤル
0120―44-3759までお問い合わせください。
スタッフ一同お待ちしております。