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2025.10.01

ニスコ進学スクール 平岡中央教室

秋風 ~約束を守る、ということ~

こんにちは、平岡中央教室担当、三度の飯より三国志の小中谷です。

 

 秋風が日に日に冷たく感じる今日この頃ですね。

 

秋風...嗚呼!秋風五丈原!

 

 私と三国志の出会いは小学6年生まで遡ります。横山光輝さんの全60巻に及ぶ大作漫画、その中の第59巻『秋風、五丈原』、私が初めて目にした三国志の世界でした。内容は、主人公ともいうべき諸葛亮孔明が54年の生涯を終えるものです。「普通、1巻から読むんじゃ?」とツッコミたくなりますよね。ダイニングテーブルの上にたまたまあったのが59巻で、パラパラめくっていくうちにその世界に引き込まれ、残りの巻も瞬く間に読んでしまいました。

 

 姓は諸葛、名は亮、字(成人後つけられる名)は孔明、漫画の世界では打つ策のほとんど全てがあたるスーパー軍師。「ひけっ!孔明の罠だ」「げえっ、孔明!」、こんなセリフが出てくるたびに、気持ちがスカッとしたものです。

 

 本日は、とかくたくさんのエピソードに彩られた諸葛孔明の、私の胸にもっとも印象に残ったエピソードを紹介させていただきます。

 

 敵国魏との戦いに臨むにあたり、孔明は兵8万を率いて出陣します。蜀の都成都から魏の国境までの遠征、兵士たちにはもちろん家族がいます。孔明は、兵士に休養を与え家族と過ごさせるために、8000ずつ交代で故郷に帰らせることにしました。ところが...。

 

 ある日のこと、帰国準備を済ませた8000名の兵士がもうすぐ出発という時に、敵国魏の大軍が攻めてきました。武将たちは「帰国を先延ばしにして魏軍にあたりましょう」と孔明に進言します。しかし、孔明は武将たちの進言を退けます。

 

「私は軍勢を率いるにあたり、信義を第一にしている。兵士の家族は首を長くして帰りを待っているのだ。困難な状況であろうとも兵たちとの約を違えることはできぬ。」

 

(吾統武行師、以大信為本、得原失信、古人所惜;去者東装以待期、妻子鶴望而計日、雖臨征難、義所不廃。)

兵士たちは困難な状況にあろうとも約束を守ろうとする孔明に心打たれ、

「丞相(孔明のこと)のお気持ちはよくわかりました。しかし、我々は仲間を見捨てて帰ることはできません、戦わせてください。」

と戦うことを志願します。

 

こうして一致団結した蜀軍は魏の大軍と戦い、大勝利を収めるのでした。

 

〔このエピソードを紹介した理由〕

 約束を守ることの大切さ、困難な状況に陥った時でも一度交わした約束は徹底して守る姿勢、孔明は後世の我々にそんなことを教えてくれていると思います。

 

 大きな成功を収めるには、小さな約束を守ることから始まります。友達との約束、お家でのルール、塾での宿題...。

 

 そしてもう1つ。自分の成長には直接的な体験以外に、間接的な体験も必要であるということです。その1つとして、様々なエピソードやストーリーを知ることがあげられます。読書、というと分厚い本を読まなきゃ、など敷居が高く感じられるかもしれませんが、短くて読めそうなものでいいのです。私は絵本も読みますよ。中でも『生まれてきてくれてありがとう』は...。

 

 社会に出てから必要になる力である「ひらめき」や「発想」できる力を養うには、感動体験も大切なのだそうです。私は、子どもたちに勉強を教えるのが仕事ではありますが、感動体験のgive and takeもできたら、そう願ってやみません。

 


〔さいごに~この記事をお読みの皆様へ~〕

10月になりますね。昼の気温は20度をこえますが、日没後は肌寒いですよね。体調管理には十分注意してください。これは私からのお願いなのですが、マスクは常に携帯していただきたいのです。風邪などの感染症予防の観点からも、ご協力をお願いいたします。

 

最後にご案内です。
ニスコ進学スクール平岡中央教室では、ニスコが初めてという方のために、授業体験、学習相談を承っております。先日もご来訪された方がいらっしゃいました。気持ちを切り替えてがんばりたい!是非、お待ちしております。

同時に冬期講習会の受付も承ります。気になる!という方のお問合せ、お待ちしております。


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その他、ご不明な点はニスコ本部フリーダイヤル

0120―44-3759までお問い合わせください。

 

スタッフ一同お待ちしております。

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