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2024.07.27

ニスコ進学スクール 真駒内教室

南区高校ガイド

真駒内教室長の伊藤です。

 

7月2021日でトライアルテストと南北オープンテストが行われ、夏期講習会が開幕しました。もちろん空調は効かせていますが、教室にぎっしりと埋まった生徒の熱気と外の暑さの相乗効果で、熱中症の生徒が出ないか心配しながら試験を見守っていました。適宜給水してもらったこともあり、杞憂に終わり一安心です。

 

さて今回、中3では10名を超える一般生が講習会を申し込んでくれました。その前後で保護者様とのガイダンスを行い、進路についてのお話をさせていただきました。

私は201116年、23年~現在まで真駒内教室を担当していますが、南区は札幌の他地区と比べてやや不利な点があります。

 

 

それは「高校選択のせまさ」です。

これについては長年多くの生徒、保護者様の相談に乗って参りました。

 

 

南区の中学生は高校を選ぶ際、地理的に南区内の高校か、中央区・豊平区方面に出てくるしかありません。

 

まず、南区内にある公立高校は、

「札幌藻岩」「啓北商業」「札幌南陵」の3校しかありません。

 

東西南北や旭丘、月寒を目指すのであれば必然的にそちらへ出ていくことになりますが、問題は札幌藻岩が少し厳しいという場合です。この場合はまず札幌平岸が候補になりますが、ここは毎年かなりの高倍率になる人気校です。(2024年度1.68倍 2023年度1.66倍 2022年度1.81倍)

 そのため、藻岩から平岸に変更してもそれほど合格率が上がるということにはなりません。そして、この2校の次は啓北商業になります。

 

参考までに2024年度のSSで見てみると、

札幌藻岩(SS54)、札幌平岸(SS51)に対し、啓北商業(SS42)でかなり開くことになります。

 

この間には石狩南(SS48)、千歳(SS47)、大麻(SS47)、札幌白石(SS46)、(札幌平岡(SS45)、札幌稲雲(SS45)、札幌英藍(SS43)とたくさんの公立高校はあるのですが、これらのほとんどは南区から通学するには現実的にかなり厳しい立地です。

 

さらに、もはやご存知かと思いますが、啓北商業は令和9年度より藻岩高校との合併が計画されています。啓北商業もなくなってしまうのです。

 

ですからSS40台の生徒は本当に選択肢が少なくなります。かなり遠くの距離を覚悟して通学するか、あるいは私立高校か...。難しい選択を迫られます。

 

私は多くの生徒がこのことで悩む姿を見てきました。もちろんどの高校にもそれぞれ素晴らしいところがあります。しかし、上位の高校であればあるほど、多くの道がその先に繋がっていることも事実です。

 

ギリギリになってから考えても、選択肢は限られてしまいます。藻岩や平岸、またはそれ以上の高校を考えることのできる内申点や得点力をしっかり身に着けておきましょう!

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